活動のご案内
日本経営調査士協会 会員の活動
日本経営調査士協会は、企業・団体・個人の経営に関して、調査・分析・改善指導ならびに総合調査・研修講師・教育訓練を業とするにたる専門家を認定・育成し、広く国家社会・地域社会に貢献する。そのため、会員の技術水準、倫理教養の向上を計り企業経営の合理化を推進して、その健全な発展に寄与することを目的とする。(定款:第2章第3条)
前述の目的を達成するため以下の事業を展開しております。
※-調査研究事業:行政機関・教育研究機関などからの調査研究事業の受託
※-教材頒布事業:専門学校、大学、大学院および社会人向け教育で使用する教材の頒布
※-コンサルティング事業:民間企業及び官庁・商工指導機関からの経営支援事業の受託
(注)協会では、長年の経歴から経営コンサルティングに関する経営革新支援要領、経営調査要領、経営支援要領、経営再生支援などを編集しています。
(注)企業革新支援にはM&A・事業再生に係る経営戦略支援を含みます。
※-研修会・講習会開催事業:開発教材を使用した研修会・講習会開催事業、企業並びに商工指導団体からの要請による講師派遣
※-内部統制システム構築&運用支援事業:会社法や金融商品取引法(実施基準)等から求められてきた内部統制システムの構築や運用に関する支援専門家の派遣、内部監査人の養成に係る教育研修分野の業務支援
会員の紹介
杉本 亮 先生 (2015年入会)
協会理事・株式会社アクトナレッジ 代表取締役
上級内部統制実務士・経営アナリスト・中小企業診断士
公認内部監査人CIA・公認不正検査士CFE
<当協会への入会経緯(資格取得の動機など)>
2006年12月より三菱UFJリサーチ&コンサルティングでJ-SOX支援等のコンサルティングに従事して参りましたが、2014年1月に現職のプラン・アンド・ディーに転職した直後、地域金融研究所(金融庁OB企業)様のご紹介で、「上級内部統制実務士」資格試験に挑戦・合格したのを契機に、2015年に当協会に入会致しました。
<ご経歴、専門分野のご経験、資格の活用など>
1989年4月、旧三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行、大企業営業企画、不良債権処理・融資業務、持株会社・グループ会社での内部監査・コンプライアンス・リスク管理業務に従事。2006年12月、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに7年間出向し、チーフコンサルタントとして、東証1部・2部上場企業を中心に、J-SOX・内部監査・コンプライアンス・リスク管理等の経営管理体制構築支援PJを100件超担当致しました。
2014年1月、プラン・アンド・ディーに入社、JASDAQ・マザーズ上場企業やIPO志向企業を対象に、J-SOX・内部監査・IPO支援を中心としたコンサルティングを展開しています。現在では、監査法人グループのコンサルティング受託、日本経営調査士協会の受託事業、その他の研修・教育・訓練の支援業務等に従事しています。
<現在取り組まれている主な事業や研究テーマ>
コンサルティングテーマは、J-SOX文書化・評価・体制構築を中心に、IPO支援、会社法内部統制システム、リスクアプローチ内部監査・不正検査、ガバナンス・CGコード対応、コンプライアンス、リスク管理、危機管理・BCP、情報セキュリティ等、内部管理体制全般にわたり、コンサルティング以外にもセミナー講師や執筆活動等を行っています。
<当協会入会希望者へのメッセージ>
当協会は、日本でも数少ない「IPO・内部統制」に関する専門資格を認定している非営利法人であり、IPO推進や内部統制に係わる専門的業務を遂行できるスペシャリストの養成にも積極的に取組んでいます。今、時代が求めているもの、それがまさに「(上級/標準)IPO・内部統制実務士」の使命と役割です。
当協会の事業委員会担当理事として、チャレンジ精神旺盛な皆様の入会および受験を心よりお待ちしております。
金澤 正雄 先生(2003年入会)
協会理事・株式会社Onestep1 代表取締役
一般社団法人Re防災project 代表理事
アスプラウト株式会社 取締役
株式会社S 取締役
経営調査士・一級販売士・衛生工学衛生管理者・防災士・災害備蓄管理士
<当協会への入会経緯(資格取得の動機など)>
日本商工会議所「一級販売士」資格を取得した延長で、協会事務局からお薦めいただいた「経営調査士」の資格申請登録し、入会いたしました。
<ご経歴、専門分野のご経験、資格の役立て方>
コンサルティング会社・ITベンチャーでの長年の実務経験と各種の経営系資格の取得を経て、現在は、「管理部門を戦略部門へ、コスト部門から収益部門へ」をモットーに、事業を飛躍させるための管理部門の強化と戦略的な活用支援をしております。
<現在取り組まれている主な事業や研究テーマ>
業務のIT化の歴史を見ても、事務の合理化の視点から、情報ネットワークの有効活用、昨今のテレワークの隆盛まで、目まぐるしい変化の中で、小規模な事業者では対応できにくい事業所サービスを行っています。
<当協会・入会希望者へのメッセージ>
経理・営業・製造・人事、それぞれの業務は、全てが関連し合って遂行されています。また業務は合理化すれば良いのではなく、生産性の向上を含め企業全体としてのあるべき姿に近づけていくことが重要です。経営調査士は、経営現場の課題を正確に把握して改善に向かわせるプロです。今後も、誠心誠意ご支援をしていきたい所存です。皆さんのご参加お待ちしております。
渡邊 敬二 先生(2010年入会 )
協会理事・渡邊経営調査士事務所
経営調査士・行政書士
<当協会への入会経緯(資格取得の動機など)>
公務員時代のキャリアを活かし、永年お世話になった地域貢献も考え、個人創業の機会に入会(経営調査士の資格登録を)いたしました。また公益社団法人全日本能率連盟の公認マネジメント資格の登録もいただいております。
<ご経歴、専門分野のご経験、資格の役立て方>
自治体職員(一部事務組合職員)を経て、経営支援(熊本県内地域企業)・行政手続(熊本県行政書士会阿蘇支部長)に取り組む。単に収支に関わる計数管理が出来るだけでは経営とは言えず、資産の保全と見えない経営資源までのバランスが経営の要諦です。
<現在取り組まれている主な事業や研究テーマ>
BCP(事業継続化計画)を主体とし、企業経営・地域振興・人材育成の各種支援業務に取り組む。災害・災厄の発生は不可欠ながら、経営は永続させる義務があり、平時から事業継続化計画は重要です。
<当協会・入会希望者へのメッセージ>
経験と専門的な知見を活かす場は無限にあります。また定年後の活躍は、それぞれの方の意思と努力によって、大きく広がって参ります。共に活躍の機会を増やしましょう。
植木 健太 先生(2023年入会 )
ESネクスト有限責任監査法人 パートナー
株式会社KNT 代表取締役社長
植木健太公認会計士事務所 代表
公認会計士、経営調査士、IPO・内部統制実務士
<当協会への入会経緯(資格取得の動機など)>
協会主催の実務セミナーの講師などを実施させていただいたことを契機に、「経営調査士」として入会させていただきました。
<ご経歴、専門分野のご経験、資格の役立て方>
2011年、新日本有限責任監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)に入所後、国内監査部門に所属し、上場会社及び上場準備会社を中心とした会計監査、内部統制支援業務に従事し、複数のIPOに関与しました。
2015年、事業会社に転職し、財務経理部長として決算開示業務を統括するとともに、上場準備プロジェクトリーダーとして経営管理体制、利益管理体制、業務管理体制を整備し、証券会社及び東証の審査対応を行い、2019年にIPOを達成しました。
2021年、植木健太公認会計士事務所を開業。同年、ESネクスト監査法人(現ESネクスト有限責任監査法人)のパートナーに就任し、ショートレビュー、IPO監査等を実施しています。
2023年、株式会社KNTを設立し、上場会社及び上場準備会社の事業計画作成支援、決算支援、開示資料作成支援等を実施しています。
<現在取り組まれている主な事業や研究テーマ>
監査法人と事業会社でのIPOの経験を活かし、IPO監査やIPOコンサル等のIPOを中心としたサービスを行っています。
<当協会・入会希望者へのメッセージ>
ご自身の豊富な知識と経験をさらに活かしたい方のご入会をお待ちしております。
江原 充志 先生 (2024年入会 )
社会保険労務士法人 HR Trust 代表社員
株式会社HR Trust 代表取締役
クラウドBPO株式会社 代表取締役
九州アジア人財開発協同組合 専務理事
<当協会への入会経緯(資格取得の動機など)>
経営する社会保険労務士法人でIPOに向けた労務監査を行うことが増えてきたため、知識向上や情報収集のために入会させていただきました。
<ご経歴、専門分野のご経験、資格の役立て方>
社会保険労務士として本年開業25周年を迎え、東京と鹿児島の二拠点で約400社の顧問先様のご支援をしています。企業の人事・労務に関する課題をさまざまな角度から解決できるよう、「人事・労務の総合商社」を目指すべく取り組んでいます。
<現在取り組まれている主な事業や研究テーマ>
現在は、社会保険労務士業務を水平拡大して、グループ法人とともに、IPO、M&A、人事コンサルティング、アウトソーシング分野、国際労務分野に取り組んでいます。
<当協会・入会希望者へのメッセージ>
この度、IPO・内部統制実務士の資格を取得して大変勉強になりました。また、正会員として入会させていただき有意義な情報収集ができています。今後は様々な分野の方と直接お会いして交流できればと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
澤 浩史 先生 (2024年入会:正会員)
合同会社JMCA執行役員
<当協会への入会経緯(資格取得の動機など)>
SMBCフレンド証券、その後に合併したSMBC日興証券で通算12年間公開引受指導の業務を行ってまいりました。2019年4月から前職の上場準備責任者として勤務し、2023年7月に前職先が東証グロース市場に上場したことを機に退職し、縁あって2024年7月より当協会に入会いたしました。
<ご経歴、専門分野のご経験、資格の役立て方>
1985年に住友銀行の子会社であった明光証券に入社。明光証券はその後の合併を繰り返し、明光ナショナル証券、SMBCフレンド証券、現在のSMBC日興証券となりました。入社から15年間は個人・法人営業を行っておりましたが、2000年に退職し医療情報系のベンチャー企業に転職をしました。当時はインターネットが普及し始めた時期で今では簡単に手に入る医療情報は書籍にしかなく、病院情報は電話帳か駅の看板にしかないなかで、それらをデータベース化しネット上で検索出来るようにしようといった事業内容でした。しかし当時はまだ先進過ぎたビジネスモデルであり利用者側の理解も追いつかず、実際の契約獲得には苦労しました。そのため在籍期間中の4年間のうち1年半は報酬が支払われない期間もありましたが、その中で大手製菓会社と直接取引を獲得したお陰で未払い報酬の大半は回収が出来ました。その直後、創業者の突然の廃業宣言を機に元の職場に復職しました。辞める際に製菓会社の担当者から「名もないベンチャー企業と取引を開始したのは澤さんが担当者だったから」と言われ、顧客に対して真摯に向き合うと云った当たり前の大切さを再認識しました。
元職に戻ってからは我儘を言ってIPO業務を希望し公開引受業務を開始しました。公開引受の実績としては、ヘラクレス3社、ジャスダック5社、マザーズ1社のIPO、加えてIPO後の市場変更、一部指定も達成しています。担当先で最も苦労した銘柄は30年近く東証二部に滞留していたメーカーの一部指定PJでした。私が担当するまでに、大手証券3社がトライし、軒並み達成不可能と匙を投げていた状況の中で当社に案件が届き、自ら立候補して担当することになりましたが、一部指定の申請準備はとんでもない苦労の連続で、大手証券が投げ出したのも心底納得出来るものでした。その後2年の証券審査を経て、取引所に持ち込みましたが通らず、その時点で創業者が敗北宣言をしました。でもご高齢の創業者が「オレが作った会社を生きているうちに一部企業にしたい」と言っていたことも聞いていたので、創業者に再トライを直談判をし説得しました。創業者は「もう一度賭けてみる」と云ってくれ、その結果1年後に一部指定を実現しました。
直近の会社は、公開引受時代の営業で獲得した先でした。ある日、同社の社長から上場のための転職の誘いを受け受諾しました。着任後直ちに、上場準備計画の立案、資本政策の立案・実行、労務DDを経た改善、反社排除体制の構築、株主総会、取締役会の運営、議事録作成、から開始し、企業会計の導入、会計・業務システムの選定・導入、組織再編、関連当事者取引の整理、その後監査法人の選定・契約、主幹事証券の選定、主幹事証券引受審査対応、取引所審査対応、財務局対応、上場前ファイナンス対応などを行っておりました。
<今後の取り組み事業やテーマ>
過去の拙い経験ではありますが、成功確率の高いIPO準備の進め方をテーマに、自身の経験を踏まえたノウハウを、合同会社JMCAのサービスとして提供していきたいと考えています。